バージョン: 3.9

ScalarDL をスケーリングする方法

注記

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このガイドでは、ScalarDL をスケーリングする方法について説明します。

注記

ScalarDL 側にボトルネックがある場合は、ScalarDL をスケーリングすることでパフォーマンスの問題を解決できる場合があります。ただし、パフォーマンスの問題はバックエンドデータベースのボトルネックによって発生することがあります。このような場合、ScalarDL をスケーリングしてもパフォーマンスの問題は解決されません。

代わりに、ボトルネックが存在する場所を確認してください。ボトルネックがバックエンドデータベースに存在する場合は、バックエンドデータベースのスケーリングを検討してください。

ScalarDL Ledger
ScalarDL Auditor

ScalarDL Ledger をスケーリングするための好みのツールを選択します。

Scalar Helm Chart の使用 (推奨)
kubectl の使用

Scalar Helm Chart を使用して ScalarDL Ledger をデプロイする場合、次のように ScalarDL Ledger のデプロイをスケーリングできます。

カスタム値ファイルに以下を追加します。<NUMBER_OF_PODS> を、スケーリングするポッドの数に置き換えます。
```
ledger:
  replicaCount: <NUMBER_OF_PODS>
```
更新されたカスタム値ファイルを使用する次の helm upgrade コマンドを実行して、ScalarDL Ledger のデプロイメントをアップグレードします。説明に従って、山括弧内の内容を必ず置き換えてください。
```
helm upgrade <RELEASE_NAME> scalar-labs/scalardl -n <NAMESPACE> -f /<PATH_TO_YOUR_CUSTOM_VALUES_FILE_FOR_SCALARDL_LEDGER> --version <CHART_VERSION>
```

ScalarDL Ledger を Kubernetes 環境にデプロイする場合は、kubectl scale コマンドを使用して ScalarDL Ledger のデプロイを一時的にスケールできます。

次の kubectl scale コマンドを実行し、山括弧内の内容を説明に従って置き換えます。

kubectl scale --replicas=<NUMBER_OF_PODS> deployment/<DEPLOYMENT_RESOURCE_NAME_OF_SCALARDL_LEDGER>

ScalarDL Auditor をスケーリングするための好みのツールを選択します。

Scalar Helm Chart の使用 (推奨)
kubectl の使用

Scalar Helm Chart を使用して ScalarDL Auditor をデプロイする場合、次のように ScalarDL Auditor のデプロイをスケーリングできます。

カスタム値ファイルに以下を追加します。<NUMBER_OF_PODS> を、スケーリングするポッドの数に置き換えます。
```
auditor:
  replicaCount: <NUMBER_OF_PODS>
```
更新されたカスタム値ファイルを使用する次の helm upgrade コマンドを実行して、ScalarDL Auditor のデプロイメントをアップグレードします。説明に従って、山括弧内の内容を必ず置き換えてください。
```
helm upgrade <RELEASE_NAME> scalar-labs/scalardl-audit -n <NAMESPACE> -f /<PATH_TO_YOUR_CUSTOM_VALUES_FILE_FOR_SCALARDL_AUDITOR> --version <CHART_VERSION>
```

ScalarDL Auditor を Kubernetes 環境にデプロイする場合は、kubectl scale コマンドを使用して ScalarDL Auditor のデプロイを一時的にスケールできます。

次の kubectl scale コマンドを実行し、山括弧内の内容を説明に従って置き換えます。

kubectl scale --replicas=<NUMBER_OF_PODS> deployment/<DEPLOYMENT_RESOURCE_NAME_OF_SCALARDL_AUDITOR>